読切り小説

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読切り小説『猫は無心に光と遊ぶ』

  カーテンを開ける。 いきなり飛び込んできた朝陽に、思わず目をつむる。 「眩まぶしいよ」  ベッドの中から、ちょっぴり不機嫌な声が聞こえて振り返った。 「ごめん」 「おいで、仄香ほのか」  慎之介...
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読切り小説「雨 音」

  しとしとしとしと。 今日は朝から、優しい雨が降っている。 優芽ゆめは、病室の窓から窓ガラスを濡らす霧のような雨を見つめた。   雨の日はサッカーができないから嫌いだ、と弟は言った。 雨の日は洗濯...
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読切り小説「新妻日記」R15

 水嶋みずしま 五風ごふう 32歳 広告会社勤務  水嶋みずしま 百々伽ももか 19歳 女子大生     「百々伽、おいで」  旦那様がそう言います。 「…え、でも朝…」 「関係ない...
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読切り小説「僕とミナの短い一生」

    「あら、可愛い。この仔こがいいわ」  この世に生を受けて、それが僕の最初の確かな記憶だ。    ひょい、とその声の主は右手で僕を抱き上げた。  金髪で赤い口紅を塗ったその女の顔が、間近に見え...
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読切り小説「正しい猫の拾い方」

 猫は拾うのではなく、拾わされるのです そもそも、あなたが猫を拾う、あるいは保護すると考えていますか? その考え自体が傲慢ごうまんであり、はなはだ大きな誤解です。 猫は拾うのではなく...
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読切り小説「パラダイムシフト」

 「パラダイムシフト」とは   ~コトバンクより~   ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること。   社会の規範や価値観が変わること。例えば、経済成長の継続を前提とす...
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読切り小説「何歳まで生きたい?」

 登場人物    二千果 高校2年生(17歳)   諒   高校2年生(17歳)  日曜日の夕方は、夕陽が見えなければいけないと二千果はなぜだか信じていた。  同級生の諒の安アパー...
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