激しく抱いて傷つけて第8章 秋色吐息-9 お弁当を食べ終わって、アレンと星奈は広い芝生の公園でバドミントンをしはじめた。 その仲睦まじい、楽しそうな様子を眼で追いながら、柊は由紀子と傍かたわらのベンチに腰かけていた。 「あ... 2020.04.18激しく抱いて傷つけて
妄想ダイアリー妄想ダイアリー「この世界にキミが居るだけで」 今年も大学街の桜並木は、同じようにきれいだった。 懐かしい感覚を十二分に堪能して、咲月さつきはゆっくりと 胸に漂う感傷に背を向けた。 静寂がやがて喧騒けんそうに変わる。 ... 2020.04.11妄想ダイアリー
妄想ダイアリー妄想ダイアリー「気のながい秘密」 久しぶりに、本当に久しぶりに寝込むほどの風邪をひいた。 昨日からあった熱が少し引いたのか、身体の軋きしみがだいぶ楽になった。 だからあたしは背中にクッションをいくつか当てて、 ... 2020.04.10妄想ダイアリー