インベスターZ 第2巻から読み解く「大局観」

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主な登場人物

主人公  財前孝史(道塾中学新入生)

【投資部メンバー】

主将キャプテン  高校3年 神代圭介

副主将      高校2年 渡辺信隆

         高校1年 富永大貴

         中学3年 安ケ平慎也

         中学2年 月浜 蓮

用務員のおじさん 木村善吉

         実は藤田財団と投資部の連絡調整係を

         50年以上任されている。

 

第2話のあらすじ

 

道塾中学にトップの成績で入学した主人公・財前孝史は

この学園に連綿と受け継がれる掟によって、

「投資部」の一員となった。

 

第2巻では、財前が投資家に必要な資質のテストや、

投資に通じる世の中のカラクリ、必要な考え方を

少しずつ身に着けていくストーリーとなっている。

 

時間の損切りをしろ

 

投資で大切なことの一つは、

大きく損失を出さないうちに「損切り」をすることだ。

 

この考えを、財前は「つまらない映画」を見るという

テストで試される。

 

大抵の人は面白くもない映画を観ていても席を立つことはない。

チケットにせっかくお金を払ったのだから、

途中で出たら損をすると思ってしまうからだ。

つまり、無駄な時間を損切りしない。

しかし、ここで試されているのは

金より時間が大事と気づくか気づかないか。

 

財前は、キャプテンに続く歴代2位で、

このテストをパスする。

 

 

マヨネーズの口で、世の中のカラクリを知る

 

財前は家族との食事中に、

いつもよりマヨネーズの出がいいことに気づく。

そしてその理由が、マヨネーズの容器の口の

形状にあることを発見する。

これだけでこの企業は増収し、株価も上がった。

この世の中のカラクリに気づいた財前は、

投資に必要なのは「未来を予測する力」だと気づく。

 

 

投資とは、いかにミスをしないか

 

キャプテンの神代は、毎日テニスの壁打ちをしている。

それを見た財前に、「壁打ちだけしていても、テニス部のヤツに

勝つ自信はある」と神代は豪語する。

そして、実際に試合を申し込んだ結果…。

ミスをしないテニスを平常心で心がけた神代は、

本当にテニス部員に勝ってしまう。

そして神代は財前に「投資もいかにミスをしないかだ」

と語る。

投資、とくにトレード系をしていると、

つい「勝ちたい」という気持ちが勝るという。

でもどんな天才でも100%勝ち続けることは不可能で、

「大きなミスを重ねないこと」がポイントだと言われている。

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金持ちとは、社会のブームを利用して稼ぐヤツのこと

 

たとえばゴールドラッシュの時に、

本当に儲けたのは誰か?

金が出たからといって大勢の後にくっついて

金を掘ったやつに金持ちはいない。

それよりもつるはしやスコップ、宿屋を提供した

人々の方が儲けた。

投資も同じで、株の上昇に群がるのではなく、

近い将来値あがりする株を見極めることが大切だ。

 

これは、現代の様々なブームにも言えることだけれど、

一番難しいのは次のブームに先んじること。

そして、可能なら次のブームを作ることなのだと思う。

どちらも、想像以上に難しいことだけれど。

 

 

こんな風に、第2巻はさらに投資や人生に

大切なことまで語られていく。

マンガを読んでいると納得してしまうのだが、

実際に自分で大局を見極めるのは、

いつの時代も凡人には至難の業だと思わされた。

 

でも、こんな風に第2巻も主人公と共に

「目からウロコ」の発刊があることが

このマンガの魅力でもあると思う。

第2巻も、おススメ!

 

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