第1巻のあらすじ
ペットショップで1年近くも売れ残って
「成猫」になってしまった一匹の猫。
「私なんて誰も欲しがらにゃい」
そんなあきらめた猫が出会った「おじさま」。
「うちの子におなり…」
そんな信じられない言葉をかけてもらって、
一生もらえないと思っていた「名前」を
つけてもらった「ふくまる」。
少しずつ、少しずつ、本来の猫らしさを
取り戻していくのでした。。。
パパさんを離さにゃいにゃ
ふくまるには、猫じゃらしより捕まえたいものがあります。
それは猫じゃらしで遊んでくれるパパさん。
おもちゃより捕まえたくて、
捕まえたら話したくないもの、
それが唯一無二の存在パパさんなのです。
唯一無二の存在を知ったら人間でも猫でも、
強く、そして弱くなります。
その存在のために戦えるけど、
失う恐怖もこれまでにないほと感じるからです。
子供の頃は、高いところに勢いで乗ってしまって
降りられなくなっても、ママを呼べば助けに来てくれました。
いまは、「パパさん、パパさん、助けて」
と呼べば、パパさんが助けてくれます。
だから、怖くないと思えるふくまるです。
ふくまるは全身全霊でパパさんラブですが、
パパさんも相当重症です。
渋くてイケメンのおじさまなのに、
猫柄のスマホケースや猫柄のカップ、
猫柄の洋服（もはや正視できないほどダサい）まで
嬉々として買ってしまうのです。
猫にハマった人間というのは、
悲しいほど愚かで幸せなのです。（経験談(=^・^=)）
愛情から生まれた怒りは温かい
ふくまるはペットショップにいたときに
一度だけ怒られたことがあります。
「そんにゃに怒らないで(´；ω；`)ｳｩｩ」
だから、いま本棚に飛び乗るのを失敗して
本を落としたりCDを割ってしまったことを
「パパさんが怒っている」ことがわかります。
「危ないじゃないか。怪我したらどうするんだ」
ふくまるは知りました。
愛情から生まれた怒りは、心配という感情のフィルターを
通ってぽかぽかに温められているのだということを。
同じ怒りなのに、どうして「こんなに温かいにょ？」
おじさまは、おそらく何かの理由で亡くなってしまった
奥様に向けて日記をつけます。
猫を飼いたいと言っていた奥様に、
ふくまるのことを報告するのです。
仏壇の前で悲しそうなおじさまの膝の上に、
ふくまるがそっと乗ります。
「この子は…私が悲しんでいると
必ずそばに来てくれるんだよ…」
maoちゃんもそうでした。
具合が悪くて寝ているときなどは、
あたしの上に乗ってきました。
重くて苦しくて、そしてとっても幸せでした。(*´ω｀*)
第2巻は、「猫がいる生活っていいな」
と思わせてくれるそんな内容です。
猫を飼ったことがある人や、いま現在飼っている人には、
「そうそう、あるある。うちの子もそう」
って共感させてくれる。。。
猫のいる生活は、かなり幸福です。
やばい、また飼いたくなっちゃう。。。
アタシがいるでしょ！
そうでした。
いまもmaoちゃんは、ちゃんと此処にいるんでした。
「おじさまと猫」はkindle unlimited 対象商品ではなく
有料です。残念ながら。。。
コミックシーモアでは無料立ち読みができるので
良かったらお試しください。
