最愛~松下洸平のツンデレ代表作となるか⁉

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TBSドラマ「最愛」がめちゃよかった!

毎週金曜夜10時から放送だった

TBSのドラマ「最愛」が12月17日(金)

とうとう最終回を迎えました。

最後は、ハッピーエンド駆け足展開、

ヒール役もいい人にまとめちゃったとこが

少し残念でしたが、それでも視聴者を

いい意味で翻弄してくれる良いドラマでした。

登場人物&あらすじ

主人公「真田ウェルネス」の社長・真田梨央(吉高由里子)と

かつて心を通わせた宮崎大輝(松下洸平)が15年ぶりに再会。

そのとき大輝は刑事、梨央は殺人事件の重要参考人だった

ーーーという設定です。

梨央の母親・真田梓に薬師丸ひろ子、

梨央のことを「家族だから」と献身的に守る

弁護士・加瀬賢一郎役に井浦新、

ひと癖もふた癖もある専務・後藤信介役に及川光博、

真田グループの不正を嗅ぎまわる

フリーライター・橘しおり役に田中みな美と

主役、主役級、脇役まで素晴らしい演技だったと

大満足しています。

 

中でもNHK朝の連続TV小説「スカーレット」で

一躍注目を浴びた松下洸平のツンデレ刑事役は

この役者の代表作の一つになるのではと

回を重ねるごとにキュンキュンしていました。

葛藤・苦悩する姿が美しかった松下洸平

 

「スカーレット」でも素朴で純で不器用な

役どころが魅力でしたが、今回はさらに

苦悩するふせ目がちの視線、感情を抑え込んだ

演技がとにかく光りました。

 

第6話では、逃げ去ろうとする梨央を

微動だにせず正面を向いたまま

右腕だけで捕まえるシーンに

心を鷲掴みにされました。

 

か、かっけぇ。こんなふうに引き止められたいっ。

 

かつての想い人を信じたいのに

立場的に疑わざるをえない男の苦悩が

美学ですらありましたね。(←惚れすぎやろ

 

そのずっと視線を下に落としていた男が、

初めて前をまっすぐ見据えて

「ふたりが困っとったら、いつでも駆けつけるって

思っとった。今度は必ず力になる」

と宣言したのが、梨央の弟・優を捕まえた

ときのシーンです。

強い意志と感情の現れを、この目線の変化だけで

表現した松下洸平は見事です。

 

こうした演技は、演技プランや演出等も

あるかもしれませんが、それを超えたにじみ出るような

男の色気は本物の役者です。

あ。

因みに、松下洸平さんは舞台やミュージカルで

約10年のキャリアを積んでいるそうです。

しかも、あの「杉村春子賞」を受賞しています。

「杉村春子賞」とは

期待の新人に贈られる賞で、これまでの受賞者に

藤原竜也、草彅剛、満島ひかり、三浦春馬など

そうそうたるメンバーが名を連ねている。

正真正銘の実力派俳優なんですね。

それが「スカーレット」以降、

見事に花開いたということでしょうか。

ドラマのきゅんシーンを盛り上げる

宇多田ヒカルの「キミに夢中」

主題歌は宇多田ヒカルの「キミに夢中」。

梨央と大輝がすれ違ったり、遠くから見つめ合ったりする

シーンで、もうイヤらしいくらいにハマるんですよね、

宇多田ヒカルのせつないハスキーボイスと

「キミに夢中…」という歌詞が。


君に夢中


君に夢中「最愛」より(原曲:宇多田ヒカル)[ORIGINAL COVER]

梨央の番犬と言われる井浦新と互角に演技

このドラマで注目していたのは、

男の色気ではすでに定評を得ている

実力俳優・井浦新との密かな演技対決です。

 

役によって多彩な顔を見せる井浦新さんは、

今回は梨央を影ひなたとなって支える弁護士役で、

控えめな抑えた演技に徹しています。

それでもやはりにじみ出る存在感はさすがで、

井浦新、松下洸平の演技力を堪能できた

「最愛」はもう一度初回から見直したいほどです。

意外に良かった田中みな美の割り切り

 

田中みな美さんというと元アナウンサーで、

抜群のスタイルを活かした下着のモデルや

インタビューなどでのあざとい発言に

ソッチ系で売っていく方針なんだろうなぁ

と思っていました。

 

でも今回のフリーライター役は

化粧っ気のないくたびれたコート姿で

表情も態度もすさんだ感じが自然に表現できていて、

あたしの中ではかなりの高評価でした。

良い意味で、客観的な視点で割り切った

計算ができるヒトなんだな、と。

田中みな実さんには、ぜひ菜々緒さん的な

自分の立ち位置を確立した女優さんを

目指してほしいと思います。

(エラソで、ごめん💦)

本物は「登場感を持って登場する」

芸能界という場所は、多くの才能が競い合い、

スターダムに駆け上がったり、そこから転落したりと

激しい競争の場であることは素人にもわかります。

そんなステージに上がることすらなく

消えていった数多あまたの才能もあることでしょう。

 

運、才能、努力。。。そして、見えない何か。

芸能界に限らず、世界はある意味、理不尽だらけです。

 

あたしの“師”的な方が言っていました。

「本物は登場感を持って登場する」と。

その登場感こそが、今後活躍し続けられるかどうかの

一つの鍵だと。

 

松下洸平さんで言えば、まさにそれが「スカーレット」でした。

あれほど地味で目立たない役どころなのに、

不思議な光に包まれた「登場感」を感じました。

その後の活躍は、世間が知る通りです。

おまけの、勘ぐり

「スカーレット」では、相手役の戸田恵梨香さんとの

相性のバツグン具合がTVを通して

伝わるほどでした。

とくにコミカルな掛け合いの絶妙さは、

感性の相性の良さも感じましたね。

「このふたりは合うなぁ」と思ったのは

あたしだけではなかったようで、

週刊誌などでも報じられていましたね。

 

で、「スカーレット」が終わってしばらくして

松坂桃李さんとの突然の結婚発表。

松坂桃李さんがジェラって結婚を急いだのでは?

とゲスな勘ぐりをしてしまったことは内緒デス(´艸`*)

ラストで影の存在感を完結させた井浦新

さて、犯人は加瀬(井浦新)でしたね。

梨央を襲おうとした渡辺の死体遺棄に関わり、

その父親を殺害し、フリ-ライターの橘しおり

までを過失致死にしてしまう。

 

その犯行が主体的というよりは不可抗力、

運命のいたずら的に描かれていたところが

せつなかったです。

そのせつなさが、とうとう逮捕まで至らなかった

ストーリーをある意味、視聴者に納得させたのだと思います。

梨央の番犬という役どころをひっそりとした存在感で

演じきったところはさすが井浦新です。

やっぱ、いいなぁ~井浦新♥

(↑ 松下洸平 推しじゃなかったんかいっ)

 

見逃した方は、ぜひ視聴することをおススメします。

とても見ごたえのあるドラマです。

「最愛」公式ページ

 

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