灯凪田テイルの小説第1章 最悪の再会-6 「だから、魔性の女なんだって」 酔いで目元を赤くしたカオリが、バンザイをしながら言う。その手を下げさせながら、シンジが言った。 「わかった、わかった」 「魔性の女なんて、言われたことないよ」 ... 2019.07.28灯凪田テイルの小説
灯凪田テイルの小説第1章 最悪の再会-5 「灯里、このあと予定ある?軽く飲んでかない?」 ダンスでかいた汗を流し、シャワールームから出ると、鏡の前で化粧をしていた芦名あしなカオルがそう声をかけた。 このスタジオに通うようになって約4年... 2019.07.27灯凪田テイルの小説
灯凪田テイルの小説第1章 最悪の再会-4 「柊、学食行かない?」 柊と同じく、この4月から大学院の修士課程で学びはじめた今井いまい星奈せなが言う。 「ああ、もう昼か」 理学部の共同実験研究室で、ほかの院生たちと一緒に実験に没頭してい... 2019.07.26灯凪田テイルの小説