灯凪田テイルの小説第3章 キミが居た場処-8 「お姉ちゃん」 リツが料亭を取り仕切っている時間を見計らって、繭里が離れに遊びに来た。 灯里にとって繭里は、母は違えど可愛い妹で、心を許せる唯一の肉親だった。厳しいリツにも、甘えられない父にも... 2019.08.16灯凪田テイルの小説
灯凪田テイルの小説第3章 キミの居た場処-7 連休最後の午後、灯里は料理に励んでいた。遅く帰った日も簡単に晩御飯の用意ができるストック料理と、お弁当にも便利な常備菜づくりだ。 まず大量の挽肉を使って、ミートボールとそぼろを作る。ミートボ... 2019.08.15灯凪田テイルの小説
灯凪田テイルの小説第3章 キミが居た場処-6 中学2年生になった秋、県内トップの高校への進学を目指す柊は、受験勉強に没頭することで余計な諸々を忘れようとしていた。 昼御飯を家族で食べて、1時間ほど休憩したらまた勉強しようと思っていたところ... 2019.08.14灯凪田テイルの小説