灯凪田テイルの小説第2章 彷徨う魂たち-5 終電を過ぎても、灯里は帰ってこなかった。 マンションの前と灯里の部屋の前を、4時間も往復し続けた柊は、とうとう諦めた。自分のアパートまで2駅、走って帰れる距離だ。朝のランニングを、夜中にしたと... 2019.08.04灯凪田テイルの小説
灯凪田テイルの小説第2章 彷徨う魂たち-4 電話を終えたらしいカオルと一緒に、シンジが入ってきた。 「ワリぃ、待たせて。やっと、あいつらから解放されたよ」 シンジが来たタイミングで、灯里たちはテーブル席へ移動した。 「ねぇねぇ、シンジ... 2019.08.03灯凪田テイルの小説
灯凪田テイルの小説第2章 彷徨う魂たち-3 「うわぁ、いた!」 バーの扉が開くと、カオルは嬉しそうな第一声を上げた。その声に顔を上げた金髪のバーテンダーが、にっこり微笑む。 「いらっしゃませ」 カオルの後ろから続いて店内に入った灯里は... 2019.08.02灯凪田テイルの小説